中性脂肪を下げるにはアルコールを控えることが大切です。アルコールそのものは、必ずしも健康を害するものではありませんが、飲み方によりプラスにもマイナスにもなります。酒は百薬の長といわれていますが、アルコールにはリラックス効果と食欲増進作用、また少量の場合は、中性脂肪の値を悪くしたり、善玉コレステロールを増やしたり、血圧を下げたりします。
さらに、赤ワインに含まれるポリフェノールには動脈硬化を予防する作用も認められています。
アルコールは体内でアセトアルデヒドから酢酸に代謝されますが、その過程で肝臓に取り込まれた脂肪酸が中性脂肪に合成される過程で促進するので、結果的にVLDLの合成を促進します。
血液中にVLDLが大量に放出されてしまい、高中性脂肪血症となり、動脈硬化や高血圧の要因となります。米国高血圧合同委員会では、一日に摂取するアルコール量の上限は、男性30ml、女性15mlとしています。
男性30ml、女性15mlの量なら血清中性脂肪値にも悪影響を及ぼさず、肝臓のアルコール処理能力という点でも問題はないとされ、日本人の高血圧学会や動脈硬化学会でも、これを適量の指針にしています。
日本では、アルコールの強さを度数として表示をしていますが、30ml分を酒類と量でいうと、日本酒なら一合酒、ビールだと一本強に相当します。
なのでお酒が好きな人は、適量を守り節酒に努めることが、中性脂肪を下げる治療、または予防したり、恐い合併症を予防するために不可欠になります。
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